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花粉症が問題でもなぜ杉を切らない?さらに杉を植える理由とは?

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花粉症がひどい人にとって杉は天敵ですよね。

私も花粉症なので杉の時期はとても辛いですし、憂鬱な気分になります。

花粉症の人はとても多いので、いっそのこと杉を切ってほしいですよね!!

なぜ杉を切らないのでしょうか?

そこで今回は、杉をなぜ切ってくれないのか、また、いまだに杉を植え続ける理由についても紹介します。

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花粉症が問題でも杉を切れない理由とは?

日本の杉を無くしたい!と思ってしまう私の大きな疑問は・・・

「なぜ杉を切るという行動を起こす人がいないのか?」

です。

いろいろ調べてみると、杉を切らない大きな理由は次の4つでした。

  • 災害対策の1つである
  • 伐採しても処分に困る
  • 杉が生えている土地の所有者から許可が得られない
  • 温暖化対策

順に解説しますね。

 

杉は災害対策の1つである

日本は災害が多い国で、特に地震が多いですよね。

地震や大雨が原因で、土砂崩れが発生することがあります。

しかし、木がしっかりと根を張っていることで、土砂崩れを止めることが出来ます。

花粉症で杉が嫌いだったとしても、杉があることで何人もの命を助けることができると思うと、杉を切らないことに納得も行きますよね。

 

杉を伐採しても処分に困る

杉を伐採したとしても、切った後の杉をどうするのかという新しい問題が出てきます。

杉は成長が早いことから、昔は家を建てるときに使われ、重宝されていました。

しかし、今では外国から安い材木が輸入されるため、杉を家に使うことは少なくなりました。

杉を切ったり処分したりするのには、とても多くの人お金が必要になります。




杉が生えている土地の所有者から許可が得られない

もう1つの難しい問題は、「所有者からの許可がとれない」事です。

山の所有者一人一人に話を聞いて説得するには、とても時間がかかります。

中には相続をしていなくて、亡くなった人の名義のままになっていることもあります。

そうなると、なかなか話を進めることが難しいことは、想像がつきますよね。

 

杉は温暖化対策に有効

最後の理由は、温暖化対策です。

何年も前から問題視されている温暖化。その対策に、杉はとても役立っているのです。

杉は二酸化炭素の吸収率がいいそうです。

つまり、ほかの木に比べて、二酸化炭素を吸って酸素を出す量が多いんですね。

温暖化の原因の一つが二酸化炭素だと言われているので、温暖化のことを考えると杉はとても優秀な樹木なんですね。

 

このように、私たち花粉症の人、所有者、そして環境を考える人によって、杉のメリット・デメリットは大きく変わります。

そのため、なかなか切ることが出来ないのでしょうね。

国はなぜ杉を植えることを薦めたのか?今もまだ植え続ける理由とは?

木造住宅

杉をすぐに切ることが難しいことは、分かりましたよね。

でも、一つ疑問が残ります。

そもそも、どうして杉だらけになったのか?

 

これは、先にも少し触れましたが、高度成長期まで遡ります。

戦後の高度成長期、日本はどんどん経済的に豊かになりました。

経済的に豊かになると、欲しくなるのが家ですよね。

高度成長期には、新しい家屋が次々に建てられました。

当時は木造が基本ですから、大量の材木が必要です。

 

そこで国は、成長が早くて加工もしやすい杉を植えることを推奨したのです。

当時は、杉を植えてもどんどん伐採して材木にしていましたが、家っていつまでも増え続けるわけではないです。

次第に材木の需要が減り始めます。

そのうえ、海外から安い材木が輸入されるようにもなりました。

その結果、杉は伐採しても売れない、むしろ伐採すれば人件費で赤字になるような状態になってしまったため、放置されることが多くなったのです。

 

また、杉は切られないどころか植え続けられているんです。

「なんで杉を植え続けるの?」って思いますよね?

私たちのように花粉症の人からしたら、杉はいらないと思いますし、植え続ける理由が全く分かりません。

しかし、杉は温暖化対策や災害対策のためには必要ですし、昔ほどではないですがある程度は材木としての需要もあります。

家屋の他、割りばしにも杉が使われています。

 

また、杉の木も年を取ると成長が緩やかになり呼吸量が減って、二酸化炭素の吸収量も減少します。

そして大量の花粉だけを作るようになります。

老木を若木に入れ替えていくために、国は補助金を出して杉を植えてるんですね。

温暖化対策や災害対策のためと言われたら、それ以上何も言いづらいですよね・・・。

しかし、花粉症もとても辛いですし、薬を飲んでも効かない人だっています。

 

ただ、現在では花粉の少ない品種の杉もできています。

毎年のニュースで花粉の量がすごいと話題になっていますが、今後植える杉が花粉の少ないものになれば、花粉の量は減っていくのかも知れません。

でも、すべて植え替わるには、何年、何十年とまだまだ時間がかかります。

杉を簡単に切ることが出来ないのであれば、一刻も早く植え替えてもらいたいですね。

まとめ

今回調べたことによって、杉を切れない理由も植え続けられる理由もわかりました。

確かに納得できる部分もあります・・・。

が、とにかく花粉症は辛い!!

花粉の時期は体調も良くないですし、体がだるいため精神的にもスッキリできない日々が続きます。

杉をどうにもできないのであれば、花粉を全く通さないマスクやもっとしっかりと効く薬を開発してほしいものです。

とは言っても、マスクや薬を開発するのにも時間がかかりますよね。

どっちが早いんでしょうか?

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