今回は「自」と「至」の意味や読み方、さらに書き方(使い方)を紹介します。
履歴書や職務経歴書などに「自」「至」と書いてあることがありますよね。
私はあまり意識したこともなく、意味もハッキリとは知りませんでした。
でも調べてみると、ちゃんと意味がありました。
時間や場所について、自は始まりを、至は終わりを表しているんです。
詳しくは本文を読んで下さいね。
「自」と「至」の読み方と意味は?
「自」と「至」の読み方は、
自→じ・より
至→し・いたる
です。
「じ〇〇し△△」または、「○○よりいたる△△」と読みます。
自をよりとはちょっと読めませんが、至のいたるはそのままですね。
この2つの文字は期間や区間、つまり起点と到達点を表すものです。
わかりにくいので具体的な文章にしてみます。
文章にすると「自2019年至2020年」や「自東京至北海道」と書きます。
意味はそれぞれ「2019年から2020年まで」「東京から北海道まで」となります。
こうやって少し分かりやすい文章にしてみると、意味も分かりやすいですよね。
この「自」と「至」の2つの漢字は、セットで使われることが多いです。
ただ、読み方が2種類あるので、どちらで読めばいいのか分かりませんよね。
どちらの読み方も間違っているわけではないですが、基本的には「じ」「し」と読むようです。
ただ、日常的な会話では「より」「いたる」と読むことも多いようですよ。
確かに会話でいきなり「じ」「し」って言われても、どうしたのかと思いますよね。
会議で発表するような時には、「じ」「し」を使った方がいいかもしれませんね。
「じ」「し」と言われるよりも、「より」「いたる」と伝えてもらった方が分かりやすいですよね。
「自」と「至」の書き方は?どんな時に使うことがある?
読み方や意味が違うことは分かりましたよね。
でも、この2つの文字って、普段見たことはありますか?
調べてみると「自」と「至」は、履歴書や略歴書を中心に使われているようです。
それ以外では
- 報告書
- 帳簿
- 勤務時間
- 工事現場の看板(工事の期間)
等にも使われていることもあるようです。
なので、働いている場所によっては、「自」と「至」を身近に感じることもあるのでしょうね。
私は保育士をしていたのですが、仕事上の書類などでも見たことがありません。
きっと私みたいな人は多いと思います。
となると、一般的に自至に関係する機会が多いのは、履歴書や略歴書、職務経歴書になりますね。
しかし、履歴書も近頃は写真1のようなものが多く、写真2のような形式は略歴書や職務経歴書に見られることが多いです。
では、ここで具体的な書き方を簡単に分かりやすく説明していきますね!
まず、写真1のような自至がないタイプでは
〇年4月 □□入学(入社)
△年3月 □□卒業(退職)
と書きます。
写真2のような自至があるタイプでは
自〇年4月
□□
至△年3月
と書きます。
「入学」「卒業」という言葉を付けなくていいのかな?と思うかもしれませんが、「自」と「至」が「〇年4月~△年3月まで」という意味なので付けません。
では、転職などで会社に在籍中に転職希望先に提出する場合は、どうなるのでしょうか?
実際、転職活動をしている人は、仕事をしながら転職先を探すことが多いですよね。
そういう時は、「自」の日付だけを書けば大丈夫ですよ。
「自19年4月1日 ○○会社」と入社した日を書いてあれば、今○○会社で働きながら転職活動をしているんだと分かります。
また履歴書によっては、学歴と職歴の部分に初めから「自・至」と書かれていることがあります。
そういう時は、使わない方を二重線で消すようにしましょう。
「自・至」と書かれていた時によくする間違いは、使う方に〇を付けてしまうことです。
きっと私もこうやって調べてなかったら、使わない方を二重線で消すのではなく、使う方に丸をつけてしまうと思います。
履歴書を書くうえで大切なポイントなので、覚えておいて下さいね。
履歴書に関する記事はこちらにもあります。良かったら読んでみて下さいね。
>>ダブルワーク希望の場合の履歴書の書き方は?ポイントを詳しく紹介!
>>履歴書の「現在に至る」はいらない?学歴・職歴欄の正しい書き方を解説!
自至の意味・読み方・使い方まとめ
普段、始まりと終わりの意味で「自」と「至」を使うことは、ほとんどないですよね。
自・至の意味は、○○から△△まで、と覚えておきましょう。
実際、私が履歴書を最後に書いたのは6年くらい前ですが、履歴書に「自」「至」があったかどうかも覚えていません(笑)
今回調べたことによって、私は子供が大きくなって社会復帰する時に、履歴書を書くのが少し楽しみになりました。