栄養価が高くて毎日でも食べたい納豆ですが、離乳食で納豆を食べさせても良いのでしょうか?
粘り気が強いので食べにくいんじゃないかなど、気になることもあると思います。
納豆は、きちんと調理してあげれば、離乳食として食べさせても大丈夫ですよ。
今回は、離乳食の納豆に湯通しが必要な理由、湯通しの方法や食べさせ方などを詳しく紹介します。
離乳食の納豆の加熱はレンジではなく湯通し~湯通しのやり方~
大人ならパックを開けて混ぜて、ご飯に乗せて食べます。
でも離乳食の納豆は、湯通ししてから食べさせましょう。
湯通しで熱処理しながら、納豆のネバネバを取り除きます。
湯通しのやり方は、ザル(少量なので「味噌こし」が便利)に納豆1パックをうつして、そこに熱湯をかけていきます。
お箸で混ぜながらやると、粘りが取れやすいですよ。
ただし、火傷に注意してくださいね。
粘りが取れたら湯通しは終わりです。
電子レンジだと加熱はできても、粘り気を取ることができないので、湯通しで加熱をします。
ねばねばが取れたら、細かく刻んでからお粥などに混ぜて食べさせます。
細かく刻むのが面倒なら、ひきわり納豆を使いましょう。
ひきわり納豆なら、熱湯をかけるだけで食べさせてあげることができますよ。
私は細かく刻むのが面倒なので、ひきわり納豆を買って食べさせてあげていました。
しっかり食べられるようになってきたら湯通しはせずに、ひきわり納豆をそのまま食べさせてあげましょう。
ただし、納豆についているタレは、乳児にはまだ味が濃すぎるのと添加物などが入っているので、使わないようにしましょう。
どうしても味をつけてあげたい場合は、ダシを少しだけかけて薄く味付けしてあげてください。
それだけで十分に美味しいですよ!
離乳食中期(与え始めの時期)は納豆を加熱した方がいい理由とは?
まだ、いろんな菌に抵抗力がない乳児は、納豆の中に含まれているかも知れないバイ菌に対しても抵抗力がありません。
そのまま食べても大丈夫とは言われてもいますが、何かあってからでは遅いので、湯通しで加熱処理をしてから食べさせることをオススメします。
湯通しすることで、アレルギーの原因となるたんぱく質(アレルゲン)が軽減される効果もあります。
ところで、離乳食になぜ納豆がいいのか知っていますか?
離乳食を開始すると、初めのうちはどうしても便秘がちになりますが、納豆を食べさせてあげると便秘解消に効果があると言われています。
実際、私も子供に食べさせたところ、快腸になりました。
納豆の原料である大豆は、畑のお肉と言われているくらいにタンパク質を多く含んでいます。
ベジタリアンの人は、お肉の代わりに大豆などでタンパク質を補います。
タンパク質を多く含む大豆で作られた納豆は、離乳食にも積極的に取り入れたいですね!
離乳食で納豆を与えるときの注意点は?
体にいい納豆ですが、離乳食として食べさせるには注意点があるので紹介します。
アレルギー
私の息子も大豆アレルギーでした。
アレルギー物質を知らずに大量に摂取してしまうと、アナフィラキシーショックで死に至ってしまうこともあります。
そのため、食べさせる前に、まず豆腐で試してみます。
豆腐を1さじ食べさせて、その日1日観察します。
何も変わった様子がなかった場合は、大豆のアレルギーはないと考えても大丈夫です。
それから、納豆へと移りましょう。
初めての物を食べさせる時は、朝食で与えることをオススメします。
万が一、アレルギーを発症しても、すぐに小児科に連れていけるからです。
大豆アレルギーは意外に多いので、納豆を食べさせる前に慎重に確認しましょう。
食べさせすぎない
納豆に含まれる食物繊維は腸の働きを活発にしますが、乳幼児に1パック以上食べさせると下痢になってしまうことがあります。
私も以前、よく食べるからと言って3食に納豆を使ったことがありました。
ある日、子供がひどい下痢になったので小児科で診てもらったところ、明かな納豆の食べ過ぎで厳しく注意されました。
知らないって恐ろしいことですよね。。。
くれぐれも納豆をたくさん食べさせるのはやめておきましょう。
納豆が好きでどうしても毎食納豆を食べさせてあげたいのであれば、1パックを小分けにして1回分を少なくしましょう。
離乳食での納豆の食べさせ方と注意点まとめ
今回は、離乳食での納豆の食べさせ方について紹介しました。
納豆は栄養価が高く、子供の体づくりにも良い食材の一つなので、離乳食にも積極的に活用したいですね。
ただし、1日1パックを守って、初めのうちは湯通しをして、細かく刻んでから食べさせてあげてください。