赤ちゃんが大きくなると、母乳やミルク以外に水や麦茶など、いろいろな飲み物を飲めるように練習し始めますよね。
麦茶や水などは赤ちゃんにとって慣れない味なので、初めはびっくりしてしまうことが多いです。
赤ちゃんは今までミルクや母乳しか飲んでこなかったので、他の飲み物を飲んだ時に思わず吐きだしたり、むせたりしてしまうこともあります。
赤ちゃんが初めから麦茶をごくごく飲むことは、ほとんどないですよ。
今回は、麦茶を赤ちゃんがなぜ飲まないのか、どうしたら飲むようになってくれるのか、について紹介します。
赤ちゃんが麦茶を飲まない原因とは?
赤ちゃんは話すことが出来ないので、麦茶を飲まない原因を探すことが難しいです。
でも話すことが出来ないからこそ、赤ちゃんの気持ちになるべく寄り添ってあげたいですよね。
赤ちゃんが麦茶を飲まない原因は
- 味が慣れない/苦手
- 飲むときに使うアイテムに違和感を感じる
(スプーン・ほ乳瓶・コップ等)
このどちらかであることが多いです。
「たった2つだけ?」と思うでしょうが、この2つの理由の中には、いろいろな原因が含まれています。
味に慣れていないだけだとすれば、毎日飲ませることで慣れていくように思いますよね?
でも、赤ちゃんが麦茶の味を濃いと思っていたり、嫌いな味だと思っていた場合は、毎日飲ませるのは可哀想です。
さらに嫌な体験として記憶に残ってしまうことも考えられます。
赤ちゃんの味覚はとても繊細なので、麦茶を飲まない場合は、まずは少し薄めてみましょう。
薄めることで、飲みやすかったり赤ちゃんの苦手意識が薄まって、少しずつ飲んでくれるようになることが
多いです。
また、完全母乳の赤ちゃんでは、容器の口当たりが悪くて違和感を感じていることも多いです。
母乳以外飲んだことのない赤ちゃんは、口にスプーンや哺乳瓶などが入ること自体を嫌がることが多いです。
異物だと思うのかも知れませんね。
では、麦茶嫌いをどのように克服していったらいいのか?
具体的な方法を次でご紹介します。
赤ちゃんの麦茶嫌いを克服する方法とは?
麦茶嫌いな赤ちゃんに無理やり飲ませようとすると、飲ませているスプーンやほ乳瓶が口に触れるだけで、口を開けてくれなくなります。
そうなると、離乳食やミルクさえの飲まなくなるので、気を付けて下さいね。
具体的な克服方法は
- 無理に飲ませない
- 濃さを調節する
- 飲ませるアイテムを替える
この3つです。
麦茶の克服方法で最も大切なことは、無理に飲ませないことです。
長い目でみれば、麦茶はいつか飲めるようになります。
今は飲めなくても、焦ったり不安になったりする必要はありませんよ。
無理に頑張って飲ませようとすると、ママにとっても赤ちゃんにとっても、嫌な時間になってしまいます。
どうしても飲まないのであれば今は休憩して、もう少し月齢が高くなってから飲ませてみましょう。
麦茶を飲んでくれない時には、まず麦茶の濃さを変えてみましょう。
麦茶を自宅で作っている人もいれば、市販のものを購入してあげている人もいると思います。
市販の麦茶は赤ちゃんに飲みやすい濃さに作られていますが、味覚は赤ちゃんによってそれぞれ違います。
なので、もしかしたら麦茶が濃すぎるのかも知れません。
そんな時は、白湯を加えて少し薄くしてみて下さい。
もし、薄めた麦茶なら飲むようなら、まずは味に慣れるために、しばらく薄めた麦茶をあげましょう。
しばらくすると、赤ちゃんも麦茶に慣れてゴクゴクと飲みはじめます。
ゴクゴク飲めるようになってきたら濃さを調節して、少しずつ普通の麦茶が飲めるようにしてあげましょう。
ちなみに自宅で作る場合、大人と同じ濃さでは赤ちゃんにとっては間違いなく濃いです。
なので薄めてあげて下さいね。
麦茶の作り方や飲ませ方を詳しく知りたい方はこちら
案外気づかないのですが、飲ませるアイテムに拒否反応を示している赤ちゃんも多いですよ。
例えば、哺乳瓶の飲み口がくわえにくかったり、吸いにくい場合などです。
また、離乳食が始まる前に麦茶をスプーンであげると、赤ちゃんは初めての感触に違和感を感じたりもします。
麦茶の濃さを変えても一口も飲まないのであれば、味ではなく飲ませる時に使うアイテムが嫌なのかも知れません。
赤ちゃんが麦茶を飲まない時の対処法まとめ
子育てにおいて最初の食事の悩みは、水や麦茶を飲んでくれないことかも知れません。
私の下の子も、母乳以外の飲み物を飲んでくれませんでした。
初めは一生懸命に飲めるように工夫していたのですが、何をしても飲んでくれないので、しばらく休憩しました。
そして数か月後、思い出した頃にもう一度麦茶をあげてみたら、スムーズに飲んでくれたのです。
子育てはいろいろ悩みが尽きませんが、赤ちゃんによってもいろいろと違います。
でも大丈夫!
いつかは飲めるようになります。
育児書やネットには平均的なことが書かれていますが、すべてがその通りにいく赤ちゃんはいません。
あなたと赤ちゃんのペースでゆっくりと成長していくことが、一番大切だと思います。
今の可愛い赤ちゃんの様子をじっくり観察しながら、育児を楽しむことを忘れないでくださいね。