お盆には、先祖様が自宅に戻ってくると言われています。
その中で、亡くなった人が初めて迎えるお盆が新盆ですよね。
最近では親戚付き合いが減ったことから、家族だけで新盆を迎える人も多いようです。
実際、私の家庭でも祖父がなくなった時の初盆は、身近な親族だけで迎えました。
ただ、新盆となると、いろいろな準備が必要です。
この記事では、新盆について詳しく調べたので紹介します。
家族だけで新盆(初盆)を行う時の準備とは?
新盆には故人と親しかった人を招きますが、最近では家族だけで新盆を迎える人も多いです。
家族だけで行うにしても、新盆の準備はしっかりしましょう。
新盆の準備を説明していきますね。
新盆をする場所や僧侶との予定を決める
お坊さんはお盆が特に忙しいので、事前に日にちや時間を決めておく必要があります。
1か月前くらいには決めておきましょう。
私の実家では、法要をした後に食事をしたりするので、午前中にすることが多かったです。
また、法要をどこでするのかも悩むかもしれませんが、家族だけなら自宅で行っても大丈夫ですよ。
私の場合、祖父の初盆の時は子供がまだ1歳だったので、自宅でしてもらえて安心したのを覚えています。
集まる人数にもよりますが、私のように小さい子供がいる人が法要に来るのなら、自宅で法要をするのもおすすめです。
出席者に連絡をする
お坊さんが来られる時間が決まったら、出席する予定の人に連絡をします。
法要後に食事をする場合は、この時に食事に参加できるかどうかも一緒に聞いておくと、食事の手配もスムーズにできます。
家族だけで行う場合は、事前に親戚や故人の親しかった人などに、家族だけで行う旨のお知らせをしましょう。
先方にも都合があると思いますので、できるだけ早く知らせてあげた方が親切ですね。
食事の用意
お店を決めたり、食事内容を決めましょう。
ここでのポイントは、食事をする人の中にアレルギーを持っている人がいないかということです。
近頃では、アレルギーを持っている人が多いので、事前に聞いておくとアレルギーある人も安心して食事ができますよ。
仕出し弁当の場合でも、アレルギーに対応してくれる仕出し屋さんも多いです。
私の息子もスイカアレルギーの疑いがありました。
でも、お盆の時期のデザートって、スイカが出てくる可能性がありますよね?
アレルギーを持っている側は、食事1つにとても気を使いますし、用意してもらった食事を残すのは心が痛いです。
お互い気持ち良く食事ができるように、配慮してあげましょう。
飾りつけをする
法要をするにあたって、飾りなどを準備しないといけません。
ここでの飾りは、パーティーのような飾りではないですよ(笑)
新盆の飾りとは
- お供え物を置く棚
- 精霊馬(きゅうりとなすを馬と牛に見立てたお供え物)
- 白提灯(新盆用の提灯)
- 迎え火・送り火
といったものになります。
また、新盆の日程は、以下のようになります。
12日または13日 新盆の飾りを用意する。
13日(盆の入り)迎え火を焚く。夕方には白提灯を点ける。
14、15日(お盆の中日)法要を行う。
16日(盆明け) 送り火を焚く。
しかし、これらは地域や宗派によっても違うので、事前に確認しておきましょう!
また、住宅事情によっては、迎え火などを焚くのが危険な場合もありますよね。
そんな時には無理に焚かず、仏壇の周りを綺麗にして、お供え物を供えるだけでもいいと思います。
先ほども書きましたが、故人の思い出を話し合って偲ぶことが一番の供養だと思います。
私の祖母は、毎年お盆になると精霊馬を用意しています。
ただ、他のお供え物を置く棚や迎え火などは、あまり見た記憶がないです。
でも、意識して見ていなかっただけかもしれないので、今回のお盆にはいろいろ祖母に聞いてみようと思っています。
>>>お供え物の熨斗は名前なしでも大丈夫?熨斗のマナーや意味は?
新盆(初盆)の服装はどうすればいい?
新盆にはお坊さんに法要をしてもらいますが、服装はどうすればいいのでしょうか?
新盆の服装は、基本的には喪服か礼服です。
ただし、暑い時期でもあるので、家族だけで行う場合は黒を基調とした服であればいいと思います。
この辺りはお寺や家にもよるので、どうしても気になるようなら、お寺に相談してみましょう。
自宅で法要を行うのであれば、法要の間だけ礼服を着て、食事は平服に着替えてもいいですね。
新盆の意味は?何をするの?新盆の疑問を解決!
新盆とは、亡くなった人が初めて迎えるお盆のことを言い、初盆とも言います。
ちなみに新盆は主に「にいぼん」と読まれますが、一部の地域では「あらぼん」や「しんぼん」と読まれることもあります。
初盆は「はつぼん」と読まれ、主に西日本で用いられます。
新盆は、普段のお盆と何か違いはあるのでしょうか?
普段のお盆と新盆との大きな違いは、次の2点です。
- お坊さんに法要をしてもらう
- 故人と親しい人を招く
基本的に新盆の時には、ちゃんと僧侶を呼んで法要をしてもらいます。
私の実家も旦那の実家も、新盆にはお坊さんが来て、お経をあげてもらいました。
また、普段のお盆は親族だけで集まったりしますが、新盆の時には亡くなった人と親しかった人を招くこともあります。
法要をした後は、みんなで食事をすることが多いです。
楽しく食事をしながら、亡くなった人の話をしたりして、故人を懐かしんで過ごします。
故人も、親しい人や家族が楽しそうに自分のことを話してくれていたら、きっと嬉しいですよね。
私的には、これが一番の供養だと思っています。
新盆は普段のお盆と違って、亡くなった人の偉大さや素敵なところに、改めて気付ける時なのかもしれませんね。
私は祖父の初盆で親族が集まった時に、何か物足りなさというか寂しさを感じました。
いるはずの祖父がいなかったからです。
祖父は物静かなタイプだったので、親族で集まっていても中心にいるような人ではなかったです。
それでも、私にとっては祖父がとても大きな存在で、祖父のことが大好きだったんだと、改めて気づいたことを覚えています。
新盆やお盆は亡くなった人の事を想う大切な日にしたいですね。
>>>お盆に食べてはいけないものは?みんなはお盆に何を食べてる?
家族だけの新盆まとめ
新盆は普段のお盆と違って、お坊さんに来てもらったり、白提灯を飾ったりします。
最近では、家族・近い親族だけで行う家も多いです。
私の家は、お盆には毎年家族で集まるのが習慣で、みんなで食事にも行ったりするので、新盆とそんなに変わらないです。
でも今回、いろいろ調べてみらた、毎年祖母は事前にたくさんのことを考えてくれていたのだと、感謝の気持ちでいっぱいです。
私もいずれ自分が準備をするようになるので、今回勉強したことを覚えておいて、新盆を迎える時はスムーズに準備できるようにしておきたいと思います。