この記事では、石鹸カスの簡単な落とし方、プラスチックの石鹸カスにクエン酸や酢が効く理由を詳しく解説します。
石鹸カスの付きやすいプラスチックといえば、風呂の椅子やボディーソープの容器などがありますね。
膜が張ったように白く汚らしい感じに見える石鹸カスですが、クエン酸や酢で簡単に落とせますよ!
プラスチック製品に石鹸カスが付きにくくする予防法についても紹介しているので、確認して下さいね。
プラスチック製品の石鹸カスの落とし方と注意点!
プラスチック製品の石鹸カスを落とすには、クエン酸や酢を使います。
クエン酸は、ドラッグストアやスーパーで買えますよ。
そしてクエン酸を買ってきたら、水に溶かしてクエン酸スプレーを作りましょう。
クエン酸スプレーを吹きかけると、石鹸カスを簡単に落とすことができますよ。
クエン酸水の作り方
用意するもの
- スプレー容器
- クエン酸
- 水(長持ちさせるならドラックストアで売っている精製水を使います)
作り方
- スプレー容器にクエン酸を小さじ1杯を入れる
(クエン酸に量の表示がある場合はそれを守る) - 水を200ml入れて混ぜる
- スプレーボトルを振り、クエン酸が溶ければ完成
酢を使う場合は、食用酢と水を1:1で希釈すればいいですよ。
頑固な石鹸カスには、食用酢を薄めずに使用すると効果的です。
ただし、ニオイが強いので注意してくださいね。
プラスチック製品に付いた石鹸カスの落とし方
プラスチックに付いた石鹸カスは、クエン酸スプレーを吹きかけてしばらく放置した後、スポンジで軽く磨けば綺麗に落ちます。
頑固な石鹸カス汚れの場合は、クエン酸をスプレーしてからキッチンペーパーを貼り付け、さらに上からクエン酸をスプレーします。
そのまま10~30分ほど放置して、しっかり中和させてからスポンジで磨けば効果的です。。
クエン酸や酢を使用する時の注意点
お掃除に便利なクエン酸ですが、次の場所には使用しないように気を付けましょう。
- アルミ製の部分
- 大理石
- 鉄製の部分
- タイル目地
順に説明しますね。
・アルミ製の部分
アルミは酸性に非常に弱いため、色が変わってしまうことがあります。
・大理石
大理石は、炭酸カルシウムで出来ています。
クエン酸はカルシウムを溶かすので、大理石のツヤを消してしまう可能性があります。
・鉄製の部分
クエン酸は鉄を錆させてしまう可能性があります。
・タイル目地
タイルの目地は酸性に弱いため、浴室がタイル貼りの人は使用しないようにしましょう
以上、便利なクエン酸ですが、使ってはいけない場所などもあるので、覚えておいて下さいね。
浴室の石鹸カスを実際に落としてみた!
実際に、自宅のふろ場の石鹸カスを落としてみました。(今回はお酢を使っています)
洗う前はこんな感じでした。かなり白く汚れてますね・・・
お酢をスプレーして15分後に、水を流しながらスポンジで擦ると、こんな感じに簡単に落とせました。
説明文の中ほどが薄くなっているのは、経年劣化でインクが剥げているためです。
縁の黒ずみはカビなので、後日カビキラーで落としますね^^;
石鹸カスがクエン酸や酢で落とせる理由とは?
擦るだけでは、なかなか落ちなくて困る石鹸カスですが、石鹸カス汚れになるには理由があります。
・皮脂汚れなどによる油汚れ
・石鹸に含まれる脂肪酸
このどちらかと水道水のカルシウムが合わさって、石鹸カスになります。
石鹸カスになってしまったら、油分が水をはじくのでタチが悪く、水だけでは落ちません。
さらに放置すると、どんどん重なって層になっていきます。
そんな石鹸カスはアルカリ性なので、酸性のもので中性にすれば綺麗に落とすことができるのです。
頑固なプラスチックの石鹸カス汚れも、中性にすることで簡単にキレイになりますよ。
石鹸カスを中和(中性にすること)するのにオススメなのが、先ほどの落とし方で使用したクエン酸やお酢です。
クエン酸、お酢はともに酸性なのでアルカリ性を中和してくれます。
その結果、石鹸カス汚れはツルツルと簡単に落ちるようになります。
お酢はもちろん、クエン酸もレモンなどの酸っぱい食べ物に含まれている成分なので、安心して使えるのもうれしいですね。
間違えて子供が口に入れてしまっても大丈夫ですし、ペット用品に使っても大丈夫ですよ。
石鹸カスを落としたあとのプラスチック製品を綺麗に保つには?予防策を伝授!
せっかく石鹸カスを綺麗にしたのに、またすぐ汚れてしまっては嫌になりますよね。
少しでも長く綺麗に保てたらうれしいし、掃除の回数も減らせるので余った時間を有効に使えますね。
先ほど、プラスチックに付いた石鹸カスは、放置すると層になると紹介しました。
しかし、石鹸カスが層になってしまうまで放置しなければ、比較的簡単に落とせます。
でも毎日のことなので、簡単に手入れをしたいですね。
次に紹介する3つの方法で簡単に予防できますよ。
1.お湯をかける
皮脂汚れは油分なので熱に弱く、少し熱めのお湯で流せば溶けて流れやすくなります。
2.水分を拭き取る
水分をしっかり拭き取っていれば、水に含まれるカルシウムと交じり合うことがないので、石鹸カスになるのを防げます。
3.軽く磨いておく
石鹸の残りや皮脂汚れなどを綺麗にしておけば、石鹸カスが付くことはありません。
軽くでも毎日磨けば、石鹸カスを予防することができます。
これだけを見ると大変そうに感じますが、例えばお風呂から上がる前にお湯で流したり、台所で石鹸を使ったらその周辺をよく流すようにするだけでも、石鹸カスはかなり予防できます。
要は、石鹸と水道水を合体させなければ石鹸カスにはならないので、放置せずにこまめにするのが良いです。
また、石鹸カスはカビの餌になるので、放置するとカビが生えてしまって、余計に面倒なことになったりします。
そうなる前にちょっとした一手間で綺麗に保ちましょう。
まとめ
この記事では、プラスチック製品についた石鹸カスの落とし方や予防法について紹介しました。
石鹸カスがついたプラスチック製品は、クエン酸や酢で綺麗に落としましょう。
石鹸カスはアルカリ性なので、酸性であるクエン酸や酢で中和することで簡単に落とせます。
頑固な石鹸カス汚れには、キッチンペーパーにクエン酸を吹きかけて、パックしてから擦るようにしましょう。
石鹸カス汚れは放置してしまうと、層になって落ちにくくなるので、お風呂上りに熱めのお湯で流すなどの予防法が有効ですよ。