毎年やってくる七草粥の季節。
そのたびに春の七草って何だっけって思いませんか?
毎年、何だったかと調べてみたり人に聞いてみたりと、大変な思いをしているかも知れません。
実は、ちょっとしたコツを知ると簡単に覚えられますよ。
そこで今回は、春の七草の覚えやすい順番や覚えるコツについて詳しく紹介します。
春の七草の覚え方は?和歌風に韻を踏めば簡単に覚えられる!
春の七草は、和歌風に韻を踏めば簡単に覚えられますよ。
和歌とは、五・七・五・七・七の語数で詠まれる日本の短歌型式の古典詩のことですよね。
和歌風と言われても、どうやったら覚えられるのしょうか?
まず春の七草ですが
- 芹(せり)
- 薺(なずな)
- 御形(ごぎょう)
- 繁縷(はこべら)
- 仏の座(ほとけのざ)
- 菘(すずな)
- 蘿蔔(すずしろ)
の七種類の植物のことを言います。
この難しそうな名前を、1つ1つ覚えるのはなかなか難しいので、順番に和歌風に読んでいきましょう。
「せりなずな、ごぎょうはこべら、ほとけのざ、すずなすずしろ、はるのななくさ」
となります。
私は子供と一緒に覚えたので、楽しく歌いながら覚えました。
私も子供も韻を踏むとすぐに覚えられたので、あなたも何回か韻を踏んで読めば、簡単に覚えられると思いますよ!
一昔前までは、春の七草を一つのお店で全て揃えるのは大変でした。
でも今では、スーパーに七草セットとしてまとめて売られているので、便利になりましたね。
実は、春の七草のすずなというのは「かぶ」のことなんですよ!
そして、すずしろは「大根」のことです。
知らない植物ばかりだと思っていたら、お馴染みの野菜も入っているんですね。
秋の七草とは何?覚え方は?春があれば秋もある!
春の七草は誰もが聞いたことくらいあると思いますが、実は秋にも七草があるのを知っていますか?
秋の七草は知らない人が多いと思いますが、あなたはどうでしょう?
なぜ、秋の七草があまり知られていないのかというと、秋の七草は春の七草と違って食べることができないんです。
では、秋の七草は何のためにあるのでしょうか?
実は秋の七草は、乾燥させて薬として用いられます。
さらに見た目が綺麗なので、観賞用の植物としても使われます。
そんな秋の七草も、実は和歌風に覚えることができますよ!
せっかくなので、春の七草と一緒に覚えてしまいましょう。
秋の七草は、
- 女郎花(オミナエシ)
- 薄(すすき)
- 撫子(なでしこ)
- 藤袴(フジバカマ)
- 葛(くず)
- 萩(はぎ)
- 桔梗(ききょう)
の七種類です。
そして和歌風の覚え方は
「おみなえし、すすきなでしこ、ふじばかま、くずはぎききょう、あきのななくさ」
となります。
春に比べれば少し覚えにくいですが、和歌風にすれば簡単に覚えれますよ!
秋の七草は、あまり馴染みがないので、観賞用にしたときの花言葉や薬にしたときの効果も紹介したいと思います。
豆知識として覚えて、秋の七草もメジャーにしてあげて下さいね。
・女郎花(オミナエシ)
花言葉は、はかない恋や親切、美人です。
薬用効果は、鎮痛作用と利尿作用、解毒作用などがあります。
・薄(すすき)
花言葉は、生命力や活力、勢力です。
薬用効果は、すすきの根に風邪や解熱に効果があります。
・桔梗(ききょう)
花言葉は、従順や変わらぬ愛、気品や誠実です。
薬用効果は、喉や咳の薬として利用されています。
・撫子(なでしこ)
花言葉は、純愛や無邪気、才能や大胆です。
薬用効果は、むくんでいるときの利尿(体の水分が尿として出やすくなる)薬として用いられます。
ただし、妊婦さんは流産する場合があるので、服用できません。
・藤袴(フジバカマ)
花言葉は、優しい思い出やあの日を思い出す、思いやりやためらいです。
薬用効果は、消化不良や吐き気、食欲不振、嘔吐など胃腸に効果があります。
・葛(くず)
花言葉は、芯の強さや努力、根気です。
薬用効果は、風邪や胃腸に効果があります。
七草の中では最もポピュラーで、よく市販の薬に用いられます。
・萩(はぎ)
花言葉は、想いや前向きな恋、思想です。
薬用効果は、婦人のめまいなどに効果があります。
春の七草は食べることで、体の中から綺麗にしたり無病息災を願ったりします。
一方、秋の七草は、乾燥させたりして薬として使われます。
どちらの七草も体に良いということですね。
覚え方と言えば、七福神もすぐに忘れてしまいませんか?
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春の七草と秋の七草の覚え方まとめ
春の七草・秋の七草の覚え方を、和歌風に紹介しました。
これであなたも覚えられたのではないでしょうか?
春の七草は食用に、そして秋の七草は豆知識として覚えておいてださいね。