吸血鬼(ドラキュラ・ヴァンパイア)といえば、人を襲い吸血する恐ろしい存在。
死人がよみがえり、不死の存在となったのが吸血鬼で、その起源はヨーロッパに伝わる伝説といわれています。
吸血鬼が魅力的なキャラクターとして描かれている作品も多くあります。
ドラキュラの魅力は、いったいどこにあるのでしょう?
その秘密は、意外にもたくさんある弱点と、それを上回る能力の数々に隠されていました。
この記事では、吸血鬼の弱点や能力、特徴を総まとめで紹介します。
これを読めば、ヴァンパイアマスター?
身近に潜む吸血鬼の存在にも気づけるかもしれませんよ!?
吸血鬼が苦手なものは?9つの弱点を紹介!
映画や小説、漫画、アニメなどのキャラクターとしても、ひっぱりだこの吸血鬼。
怖いけれど、なぜかみんなが夢中になる魅力ある悪役です。
弱点が多いことでも知られている吸血鬼ですが、実際には以下のような弱点があります。
- 十字架
- ニンニク
- 日光
- 流水
- 銀の武器
- キリスト教の祭日
- 入ったことのない建物には家人に招かれないと入れない
- 杭で心臓を貫かれると死ぬ
- 粒状のものを大量にみると数えてしまう
吸血鬼の多すぎる弱点を順番に見てみましょう。
弱点①:十字架
吸血鬼は、キリスト教と対する悪の存在とされています。
そのため、キリスト教の代表的アイテムの十字架は苦手なようです。
弱点②:ニンニク
吸血鬼のニンニク嫌いも有名ですよね。
ニンニクのほかにも、においのきつい香草なども苦手です。
弱点③:日光
日光を浴びると、焼けて灰になってしまうという話から、ちょっと苦手な程度という話まで、さまざまな設定があります。
とにかく夜行性なんですね。
同じく焼けてしまうという理由で炎もダメです。
弱点④:流水
流れている水が苦手で、泳ぐことはもちろん、入ることもその上を渡ることもできません。
悪の存在である吸血鬼は、洗い清められてしまう水には触れないということですね。
弱点⑤:銀の武器
銀の弾丸で攻撃されると弱いようです。
ヨーロッパにおいて、銀は吸血鬼や狼男、魔女にも効くとして、古くからお守りのような存在になっています。
弱点⑥:キリスト教の祭日
キリスト教から悪とされる吸血鬼ならではの欠点ですね。
キリスト教関連の事柄には、めっぽう弱くなるんです。
弱点⑦:入ったことのない建物には家人に招かれないと入れない
こちらも、キリスト教の「魔は歓迎されなければ出向くことができない」という言い伝えから生まれた弱点です。
ただし、人に催眠をかけて招待させるという技で、これは克服できてしまいます・・・。
弱点⑧:杭で心臓を貫かれると死ぬ
吸血鬼物語の原点として有名な『吸血鬼ドラキュラ』(ブラム・ストーカー作)。
この作品の中で、「ドラキュラ伯爵」の父が、木の杭で心臓を突かれて死んでいます。
弱点⑨:粒状のものを大量にみると数えてしまう
植物の種などの細かい粒を大量に目にすると、数えずにはいられないんだとか。
悪役らしからぬ、ちょっとかわいい弱点ですが、本人からしたら辛いでしょうね・・・。
以上、代表的な弱点を紹介しました。
本当に多いですよね!
でも、これらの弱点のために窮屈な生活を強いられている吸血鬼は、どこか哀愁すら感じられます。
たくさんの弱点がいろんなストーリーを生み、吸血鬼を魅力的に見せているのかもしれませんね。
吸血鬼の6つの能力を紹介!
多くの弱点があるのにもかかわらず、最強の悪役として君臨する吸血鬼ドラキュラ。
それは、他を圧倒する能力を持っているからなんです。
しかも、その能力の数がまた多い!
吸血鬼には以下の6つの能力があります。
- 吸血で不死身
- とにかく怪力
- 変身できる
- 体の大きさを変えられる
- 吸血で人を吸血鬼にできる
- 催眠術
その恐るべき吸血鬼の能力を順番に見ていきましょう。
能力① 吸血で不死身
人や動物の血を吸ってエネルギーとしている吸血鬼は、血を吸うことで同時に若返っているんです。
つまり、吸血している限り永遠の若さが保たれて、不死身の状態ということですね。
能力② とにかく怪力
その容姿からは意外ですが、腕力では負け知らずというのも吸血鬼の能力です。
力では誰もかなわないため、吸血鬼と接近戦はしない方がいいのだとか。
能力③ 変身できる
いろんなものに変身することで、人に気づかれずに近づくこともできます。
狼、コウモリ、犬、猫、虫のほか、霧など自然現象にも姿を変えられるんです。
バリエーション多すぎませんか・・・。
能力④ 体の大きさを変えられる
変身もできますが、単純に体を小さくしたり、大きくしたりもできます。
これも便利そうですね。
能力⑤ 吸血で人を吸血鬼にできる
ドラキュラに血を吸われた人は吸血鬼になって、仲間や血縁のような存在になってしまいます。
または、洗脳状態になるという話もありますよ。
能力⑥ 催眠術
人や動物を催眠術で操ることができます。
自分に魅入らせて操っているという説も。。。
イケメンならではですね。
私的には、この催眠術が吸血鬼の能力として一番印象に残っています。
あの有名な『ゲゲゲの鬼太郎』にも、「吸血鬼エリート」という吸血鬼の妖怪が登場するのを知っていますか?
スーツ姿にギターを持った紳士で、そのギターの音色を聞くと操られてしまうという恐ろしい設定。
この吸血鬼エリートの催眠術が、鬼太郎をかなり追い詰めるんです。
私はアニメ版を見たのですが、人間を操って世界を支配しようとする吸血鬼エリートに、かなり恐怖を感じました。
鬼太郎アニメの中でも怖すぎる妖怪の1人だと思います。
以上6つが、吸血鬼の代表的な能力です。
他にも、ずば抜けた反射神経や集中力、第六感などなど・・・。
吸血鬼の能力は本当にいろいろなんです。
これでは、多くの弱点もカバーできてしまいそうですよね。
そして、神出鬼没の吸血鬼は、人間からだけでなく、ほかの悪役からも恐れられる存在というのも納得です。
吸血鬼の3つの特徴を紹介!これで見分ければ完璧!
これまで、吸血鬼の弱点と能力について紹介しました。
でも、吸血鬼を見分けるには、どうしたらいいんでしょうか?
吸血鬼を見分けるための特徴としては、こんなものがあります。
- 瞳が赤い
- 鏡に映らない
- 美しい容姿
ドラキュラが鏡に映らないのは、魂のない存在だからです。
美しい容姿は、人を魅了しておびき寄せ、吸血するためです。
確かに、映画や漫画で目にする吸血鬼は、こぞって美形ですよね。
変身できるので、素顔は不細工でも良かったのでしょうが、それではここまで人気のキャラクターにはならなかったかも知れませんね。
美形でない吸血鬼としては、マンガ「怪物くん」のドラキュラくらいしか思いつきません。かわいそう・・・。
もし、あなたが吸血鬼との接触(?)の危険を感じているなら、この3つの特徴で吸血鬼かどうかを見分けてくださいね。
瞳が赤くてルックスのいい怪しい人物は、姿が鏡に映るか要チェックですよ!
もし自宅に招いてしまったなら、さりげなくお米をぶちまけて、数えている間に逃げましょう(笑)
吸血鬼の弱点・能力・見分け方まとめ
この記事では、吸血鬼(ドラキュラ・バンパイア)の苦手なものや特殊能力、さらには吸血鬼の見分け方について紹介しました。
知れば知るほど興味深く、ますます魅了されてしまう吸血鬼ドラキュラの世界。
面白いと思った人は、すでに吸血鬼の手中に落ちているのかも!?
今回紹介した弱点などをふまえて、吸血鬼が登場する映画などを観れば、きっと作品をより理解できるはずですよ。
ぜひ参考にしながら、吸血鬼の世界を楽しんでみてくださいね。