子供の習い事について、親の悩みは尽きませんよね。
そんな中、先生へのお中元・お歳暮を贈るかどうかで、悩んでいる人もいるのでは?
子供の習い事だから必要ないと決めつけてしまうのは禁物ですよ。
習い事によっては、先生にお中元やお歳暮を贈る文化がある場合がありますよ。
この記事では、子供の習い事の先生に、お中元・お歳暮が必要なのかについて解説します。
また、何を贈るといいのかも併せて紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
子供の習い事の先生にお中元やお歳暮は贈る方がいいの?
お中元やお歳暮は、日頃からお世話になっている人への感謝のしるしとして贈るものです。
子供の習い事でも、お世話になっている先生に対して、親として感謝の気持ちを表したい時、お中元やお歳暮が思い浮かびますよね。
でも、実際にお中元やお歳暮を考えると、贈った方がいいのか、必要なのか、と悩むと思います。
結論を言うと、基本的に習い事の先生へのお中元・お歳暮は必要ないが、習い事の種類や教室によっては必要なことがあるということになります。
一律でルールがあるわけではなく、習い事によって違うとなると戸惑ってしまいますよね。
でも大丈夫!
贈る方がいいのか迷ったときの判断のポイントがありますよ。
華道・茶道・日本舞踊では必要
伝統文化にまつわる習い事では、お中元・お歳暮を贈ることが当たり前の文化になっています。
伝統文化の中でも、師範資格を取得するような師匠と弟子の関係が濃い習い事は、お中元・お歳暮を含めて
先生へのお礼と考えられているんです。
特に、華道や茶道、日本舞踊は、師弟の礼儀として、その風習が根付いているようです。
もちろん、流派や先生の意向によっては不要なこともありますが、一般的には必ず贈るものと考えておきましょう。
また、数十年の書道歴がある私の経験から、書道教室ではお中元やお歳暮を渡すことは少ないです。
ただし、大人になって師範試験を受けるような場合や、その他のお礼などでは贈り物をした方が無難です。
でも、生徒が子供の場合は、たいていお中元などは必要はありませんよ。
ピアノ・ヴァイオリンなど音楽系の習い事も必要なことが多い
華道や茶道ほどではないですが、音楽系の習い事でもお中元・お歳暮を贈った方がいいことが多いです。
特に、ピアノやヴァイオリンなどで、コンクールに向けてのレッスン+αの指導があれば、なおさら月謝以外でのお礼が必要ですよね。
ただし、個人でやっている教室では、先生によっても贈り物を受け取るかどうかの方針が違います。
また、企業の場合は、「講師への贈答品お断り」としている教室もあるので、確認しておきましょう。
さらに、贈り物をお中元・お歳暮の形ではなく「お礼」として、発表会やコンクールのタイミングで贈る習慣になっているという場合もあります。
まさにケースバイケースなので、通う教室の先輩方に一度確認するのがおすすめです。
ちなみに、わが家の長女もピアノを習っていますが、お中元・お歳暮は贈っていません。
通っているのは、企業がチェーン展開する大手の教室で、先生が生徒から贈り物を受け取ることは、基本的に禁止なんです。
発表会やコンクールの時には、さすがに何かお礼をしたいとも考えましたが、他の生徒さんたちに合わせて、特別な品を渡すことはしませんでした。
代わりに、子供が描いた絵やお手紙をレッスンの際に渡すようにしていますよ。
地域のスポーツクラブなどはチームから贈ることも
少年野球やサッカーなどの地域のクラブチームでは、ボランティアで指導してくれている監督やコーチに、チーム全体としてお中元・お歳暮を贈っていることも多いです。
あらかじめ集金済みの運営費から、お中元・お歳暮を用意しているチームもあるようですよ。
取りまとめをしてくれている保護者がいるはずですから、確認してみましょう。
お中元・お歳暮を贈るとすれば何がいい?相場は?
では、お中元・お歳暮を贈る場合、何を贈るのが正解なんでしょうか?
気になる相場もお伝えしますよ。
お中元・お歳暮に何を贈る?
まず、先生への贈り物は、現金や商品券が多く選ばれています。
え?目上の人に現金は失礼では?と感じる人もいますよね。
でも、華道などの伝統文化の習い事などでは、品物はNG。
現金をのし袋に包んで渡すという流儀があるんです。
さらに、渡し方についてのお作法もあるので、しっかり勉強してから贈り物をするようにしましょう。
また、そのほかの習い事でも、実際のところ先生方に喜ばれているのは、現金や商品券などのようです。
多くの生徒から同時期にお中元などをもらう先生からすると、かさばったり余ったりする心配のない現金や商品券がベストなんですね。
現金に抵抗感があれば、選ぶ楽しみを贈ることのできるカタログギフトもおすすめですよ。
カタログギフト「テイク・ユア・チョイス」
先生の好みに合わせたり、有名店の商品を贈ったりしても喜ばれますね。
ほかの人と同じになりたくないなら、親の地元の名産品を贈るのはどうでしょうか。
お中元・お歳暮の相場はいくら?
お中元・お歳暮を贈ると決まったら、予算はいくらぐらいか考えますよね。
習い事の先生へのお中元・お歳暮は、月謝と同じくらいの額にするのが一般的です。
ここで気を付けたいのは、お歳暮の額はお中元の2割~3割増にするということ。
もし、月謝が5,000円の習い事なら、お中元は4,000円くらい、お歳暮は5,000円くらいにするといいですね。
あまり値の張る品を贈るとなると、月謝と合わせてかなりの出費で負担になります。
また、先生も恐縮してしまったり、ほかの生徒さんとの差がつくと、よくなかったりもするので、適度な値段で考えてくださいね。
お中元とお歳暮は、なるべくどちらも贈るようにします。
もし、どちらかだけという場合は、お歳暮を贈るようにします。
また、お中元・お歳暮は、一度贈ったら毎年贈るのがマナーです。
覚えておいてくださいね。
習い事のお中元・お歳暮はどうする?まとめ
子供の習い事に、お中元やお歳暮は、基本的には必要ありませんが、贈る必要のある習い事も一部存在しました。
また、何を贈るかについては、現金からお菓子類まで、教室の習慣や先生の好みに合わせて、毎月の月謝額を目安に選びましょう。
お中元やお歳暮を贈るかどうか、一般的なマナーとしてはお伝えした通りですが、通っている習い事の種類や
教室の雰囲気によって、違いがあるのが実際のところです。
どんな習慣で先生へのお礼をしているのか、ほかの生徒さんに聞いてみるなどリサーチをしてくださいね。
子供にとって習い事の先生は、もう一人の親のような存在。
親としても、しっかりコミュニケーションを取っておきたいですよね。
すてきなお中元・お歳暮を贈って、ぜひ良好な関係づくりに役立ててくださいね。