繰り返し言葉とは?その例と日本語における効果を紹介!

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日本語には、同じ言葉を繰り返すことで特定の効果を生む表現が数多く存在します。

これらの「繰り返し言葉」は、日常会話や文学などさまざまな場面で使われています。

本記事では、繰り返し言葉の基本的な知識からその効果や種類について解説します。

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繰り返し言葉の基本知識

まずは、繰り返し言葉の役割、また、どのような言葉があるのか見てみましょう。

繰り返し言葉の日本語における役割

繰り返し言葉は、イメージと詳細に伝えたり、会話や文章をリズミカルにする役割を持っています。

たとえば、「ぽかぽか」や「きらきら」といった表現は、単に暖かさや輝きを伝えるだけでなく、感覚的で生き生きとした印象を与えます。

このように繰り返し言葉を使うことで、コミュニケーションを円滑にし、聞き手や読み手に感情を直接的に伝えることができます。

繰り返し言葉の例

日常生活でよく見られる繰り返し言葉には、以下のようなものがあります。

  • ぽかぽか
  • わくわく
  • ゆらゆら
  • くるくる
  • たびたび
  • はるばる
  • 人々
  • 木々

これらの言葉は、感情や状況を具体的かつ簡潔に表現できるため、子どもから大人まで幅広く使われています。



繰り返し言葉の効果

ここでは、繰り返し言葉の効果について紹介します。

オノマトペとは?

オノマトペにも多くの繰り返し言葉があります。

オノマトペとは、音や感覚を模倣した表現で、擬音語と擬態語に分けられます。

「ざあざあ」(雨の音)や「ぴかぴか」(輝き)などがその例です。

オノマトペは感情や状況を視覚的・聴覚的に伝える力が強く、日常会話から文学作品まで幅広く使われます。

畳語(じょうご)の効果

同じ単語を繰り返す言葉は畳語と呼ばれ、以下の3つの効果があります。

  1. 動作の反復や継続を示す
  2. 意味を強調する
  3. 物がたくさんあることを示す

順番に詳しくみてみましょう。

効果①:動作の反復や継続を示す

動作の反復や継続を示す繰り返し言葉は、日本語の中で頻繁に使われる表現です。

以下にそのような言葉の例をいくつか挙げます。

  • とことこ(小さな足音で歩く様子)
  • ぱたぱた(軽い音や動きを繰り返す様子)
  • くるくる(回転が続く様子)
  • ぴょんぴょん(跳ねる動作の反復)
  • ゆらゆら(揺れ動く様子)
  • しとしと(雨が静かに降り続ける様子)
  • のろのろ(動きが遅く、継続的な様子)
  • ばたばた(忙しく動き回る様子)
  • ごろごろ(転がる動作や音の反復)
  • ちらちら(小さなものが繰り返し現れる様子)

これらの言葉は、動作や状態を視覚的・感覚的に伝えやすくするため、文章や会話にリズムや臨場感を加えます。

日本語特有のオノマトペ(擬音語や擬態語)には、こうした動作の反復や継続を生き生きと伝える力があります。

効果②:意味を強調する

意味を強調するための繰り返し言葉は、表現をより印象的にしたり、ニュアンスを強めたりする際に用いられます。

以下はその代表的な例です。

  • たびたび(同じ行為や出来事が繰り返される様子を強調します)
  • ますます(状態や変化がより一層強まることを表現します)
  • いよいよ(状況が最終段階に近づいたり、期待が高まる様子を強調します)
  • もともと(物事の初めや本来の状態を強調します)
  • しばしば(起こる頻度が高いことを表します)
  • どんどん(物事が勢いよく進む様子を示します)
  • はるばる(遠い距離をわざわざ移動してきたことを強調します)

これらの言葉は、繰り返しを用いることで感覚的・強調的な効果を与えます。

また、文章や会話の中で自然に強調したいポイントを際立たせることができます。



効果③:物がたくさんあることを示す

名詞を2回繰り返す言葉はそれが複数あることを示し、集合的な状態や広がりを表現する際に使われます。

以下にその例を挙げます。

  • 人々
  • 木々
  • 家々
  • 国々
  • 方々
  • 島々
  • 花々
  • 星々

これらの言葉は日本語特有の表現であり、風景描写や状況説明において臨場感を与える重要な役割を果たします。

ゆったりとした状態を表す3文字の繰り返し言葉

繰り返し言葉には、「ゆらりゆらり」や「ごろりごろり」と最後に「り」を付けたものがあります。

これらの言葉は、「ゆらゆら」「ごろごろ」でも意味は同じですが、「り」を付け加えて長くすることでゆったりとした様を表現することができます。

子ども向けの絵本や詩においては、物語の中のリズムやテンポを生み出す重要な要素となっています。



繰り返し言葉の例と効果についてまとめ

繰り返し言葉は、日本語の豊かな表現力を象徴する重要な要素です。

文章や会話に二文字繰り返し言葉を取り入れることで、単調になりがちな表現に彩りを加えることができます。

「さらさら流れる川」や「ちくちく刺すような風」のように、感覚や情景をより具体的に描写できるため、言葉のニュアンスが豊かになります。

これらの言葉を適切に使うことで、文章や会話にリズムや感情を加え、聞き手や読み手に強い印象を与えることができます。

繰り返し言葉の魅力を理解し、日常の中で活用してみましょう。