離乳食後期になると、赤ちゃんも食べることに慣れてきて、かなりたくさんの食材を食べられるようになります。今まで以上に離乳食を作ることが楽しく感じられますが、どんな献立にしてあげようかと悩むこともあります。
この記事では、離乳食後期にはどんな食材をあげたらいいのか、またどんな料理を食べさせてあげれば良いのかを紹介します。
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離乳食の量と回数は?
離乳食後期(生後9か月~11か月)には、早い子で歯が生えてきたりと大きく成長します。歯が生えるといっても、前歯がちょこっと生えてくるだけなので、奥歯で噛んだりすることはありません。そのため、今まで通り歯茎で噛める固さにしてあげます。
そんな離乳食後期の量ですが、だいたいお粥・おかず・汁物という感じで、赤ちゃん用の食器に少しずつ用意しましょう。
また、この頃になると自分で手づかみで食べたりもするようになるので、できるだけ手づかみで食べられるものを作ります。野菜なんかもティック状にしてあげたりすると、手で持ちやすいのでいいですよ。
手で持って食べ始めると、遊び食べも始まります。食べることに飽きてくると、手でぐしゃぐしゃにしてみたり、口に含んだのに吐き出したりと遊びだします。こうなると、もうほとんど食べませんので「もうおしまいね」と声をかけて片づけてしまいましょう。
他にも、食べ始めから食べ終わりまでの時間を決めてしまって、30分経てば「もう終わりにするよ」と言って片づけてしまってもいいです。そうすると、自然とご飯の時間にメリハリがつきます。
そうすることによって、決まった時間にきちんと食べなければ、片づけられてしまって、次の食事の時間までご飯は食べられないと覚えてくれるようになります。そして遊び食べも減ってきますよ。
遊び食べは、後片付けをする側も大変なので、早めにいけないことだときちんと覚えさせましょうね!
次に離乳食の回数ですが、基本的には1日3回です。
しかし、これは全ての赤ちゃんが3回にしなければならないというわけではありません。赤ちゃん自身の食べ方をしっかり観察して3回にするか、2回のままにするかを決めましょう。
3回にすると、今までたくさん食べていた子でも回数が増えたことによって、あまり食べられなくなったりもします。もし、赤ちゃんが今までのような量を食べられなくても、無理に食べさせる必要はありませんよ。
しっかり食べられるようになったとはいっても、まだまだ練習の段階ですから、無理はさせないようにしてくださいね。
また、1日3回食になると、どのくらいの時間を空けて離乳食をあげればいいのでしょうか?
だいたい3時間あけると、赤ちゃんは次の食事をしっかり食べられると言われています。
私は3回食になったころから、大人と同じ時間に食べさせていました。私は、一緒に作って一緒に食べるのが一番いい環境かなぁなんて思います。
離乳食後期に与えていい食材と特徴いろいろ
離乳食後期になると今までよりさらに多くの食材を食べられるようになりますよ。
炭水化物で言うと…
- ホットケーキ
- 食パン(耳まで食べられます)トーストにしてもOK
- スパゲッティー・うどん・焼きそばなどの麺類(和そばはダメ)
たんぱく質で言うと…
- 卵(全卵)
- 豚肉・牛肉(脂身が少ない部分)
- 大豆(煮豆など)
- 白身魚以外の魚(サバやマグロなど)
- 豆腐
野菜で言うと…
- ごぼう(あく抜きを忘れずに)
- タケノコ
- レンコン(あく抜きを忘れずに)
- キノコ類
乳製品で言うと…
- チーズ
- ヨーグルト
- 牛乳(加熱のみ)
かなりバラエティー豊かになります。そして味付けも少しならしてもOKです。
例えば、パスタにミートソースをかけてあげたり、サバやマグロを煮魚にしてあげたりと、工夫して味付けをします。
しかし、ミートソースは市販の物を使うのではなく、トマトジュースや丸ままのトマトを皮むきをして、潰してミートソースにします。後ほど紹介するレシピで詳しく解説していますので参考にしてくださいね。
他にも、マグロを甘辛煮にしてみたり、焼きそばに味をつけてみたり、食べ方は色々ですよ!
私が離乳食後期にあげていたオリジナルレシピ

では私がよく作っていた、離乳食後期に美味しく食べられる献立を2つほど紹介しますね。簡単なので、是非作ってみてください!
ミートソーススパゲティ
材料
- 合挽ミンチ 100g
- トマト 2個
- 玉ねぎ 半分
- 人参 半分
- 塩 ほんの少し
- サラダ油 少々
作り方
1、トマトは湯むきをしみじん切りにします。
2、玉ねぎと人参も細かくみじん切りにします。
3、フライパンに少しだけ油をひいて、合挽ミンチから炒めます。
4、ミンチに火が通ったら、玉ねぎと人参を入れ、火が通るまで炒めます。
5、完全に火が通ったら、トマトを入れ煮詰めます。
6、もし、とろみが欲しい場合は水溶き片栗粉を入れますが、このままでも十分です。
7、ほんの少しだけ塩を入れ味付けをし、細かく刻んだスパゲティにかけて完成です。
※お好みで粉チーズをかけてもカルシウムが取れていいですよ!ただし、アレルギーが心配な方はチーズは控えてください。
これで美味しいミートスパゲティの完成です。
ゴボウとタケノコとマグロの煮付け
材料
- ゴボウ 半分
- タケノコ(国産の水煮) 半分
- マグロ(ぶつ切りでも刺身用でも) お好みで
- 焼き豆腐 半分
- 醤油 少々
- 砂糖 少々
作り方
1、ゴボウ・タケノコを細かく刻みます。
2、ゴボウは10分ほど水に浸しあく抜きをします。
3、鍋に水を入れ、ゴボウ・タケノコ・焼き豆腐・マグロを入れ沸騰させます。
4、具材に火が通ったら、醤油・砂糖で味付けをし、汁気が少なくなるまで煮詰めたら完成です。
※大人のように味付けをするのはまだ早いので、薄味を心がけましょう。
色んなものが食べられるようになってきたので、たくさんお腹いっぱい食べさせてあげてくださいね。
まとめ
離乳食後期になると、本当にいろいろな物を食べられるようになります。
しかし、やはり初めて食べるものは小児科が空いている時間帯にしましょう。離乳食後期とはいえ、アレルギーの心配がないわけではありませんので。
大人も子供も一緒に楽しい食事をしましょうね!