この記事では、カシスのいろんな効果、一日の摂取量の目安や副作用について紹介します。
カシスは、見た目的にもブルーベリーに似ているので、目の機能回復に関する効果が一番に思い浮かびますよね。
でも実は、カシスは女性にとって嬉しい美容効果をはじめ、いろんな効果が期待できる食材です。
カシスに含まれるポリフェノールやビタミンCなどの栄養素が、いろんな美容効果をもたらすことが知られていますよ。
カシスの効果で女性に嬉しい美容効果とは?
カシスには、ポリフェノールの一種であるアントシアニンやビタミンCが豊富に含まれています。
アントシアニンは、強い抗酸化作用を持っているので、細胞を酸化ストレスから守り、老化の進行を遅らせる働きがあります。
また、特にカシスに含まれるアントシアニンは、抹消血管の血流を改善する効果が高いと言われています。
血流が良くなることで、栄養や酸素が細胞の隅々まで行き渡り、新陳代謝が活発になります。
肌のターンオーバーも正常になり、古い角質層が新しい細胞と入れ替わるので、シミ、くすみの予防や肌荒れの改善にも効果的です。
カシスのアントシアニンは即効性と持続性が特徴です。
非常に吸収されやすく、摂取後15分ほどで血流が良くなり始めて、肌の色味が良くなってきます。
程度は次第に低くなりますが8時間以上効果が期待できます。
抹消血管の血流が良くなることで目の下のクマなども改善されるので、朝起きてクマが気になった時にはカシスを摂取してみるのもいいですね。
カシスアントシアニンには、女性ホルモンのエストロゲンに似た作用があることも知られていて、肌の潤いやツヤを保つ効果も期待できますよ。
また、ビタミンCは抗酸化作用があるとともに、コラーゲンの生成にも関与しており、コラーゲンの生成を促進する作用があります。
カシスの成分がコラーゲンの生成をサポートすることで、ハリや弾力のある若々しい肌を保つことができます。
カシスには抗炎症作用もあるので、肌の炎症や赤みを鎮める効果も期待できますよ。
他にもあるカシスの効果!男性は加齢臭が軽減される!?
カシスは女性にとってだけでなく、男性にも嬉しい効果があります。
その中でも注目すべき効果の一つが、加齢臭の軽減です。
加齢臭は、年齢とともに増加する体臭のことで、主に脂肪酸が酸化することによって生じます。
カシスに含まれる豊富なポリフェノールの抗酸化作用によって、加齢臭の原因となる脂肪酸の酸化を防ぐことができます。
イギリスで行われた研究では、カシスを1週間毎日6g食べ続けると、加齢臭の元となる物質(2-ノネナール)が47%減少したそうです。
加齢臭は、細菌の働きによって引き起こされることもあります。
カシスには抗菌作用もあり、これらの細菌の繁殖を抑えることも加齢臭の軽減につながります。
また、先ほど紹介した抹消血管の血流を改善する作用で、緑内障予防、目の疲れを緩和してピント調節を楽にするなどの視覚機能改善、冷え性の改善にも効果があります。
さらに、カシス抽出物に、インフルエンザウイルスを不活性化し、感染を予防する効果があることも分かっています。
カシスの摂取方法はそのまま食べる?おすすめの食べ方を紹介!
いろんな嬉しい効果があるカシスですが、ブルーベリーに比べて甘味が少なく酸味・渋みが強いので、生で食べるのはオススメできません。
そもそも収穫期間が短いうえ傷みやすいので、収穫後すぐに冷凍されることが多く、生のままで売られることはあまりありません。
もし、カシスを生で食べるなら、他の野菜やフルーツと組み合わせると、彩りも良く栄養豊富なサラダになります。
私のオススメはジャムにしておくことです。
冷凍カシスと砂糖を煮詰めて作ってもいいですし、作るのが面倒なら市販のカシスジャムもいいですよ。
ジャムの使い方をいくつか紹介しますね。
1.パンに塗る
これは王道ですね。
2.ヨーグルトやパンケーキのトッピング
冷凍カシスをそのままトッピングしても美味しいですが、甘党の私はジャムでのトッピングがお気に入りです。
意外かも知れませんが、チョコレートケーキに掛けると濃厚なチョコレートとカシスの爽やかな酸味が絶妙にマッチしますよ。
チョコレートケーキは好きだけど、ちょっと重たいという人は是非試してくださいね。
3.ジュース
コップにカシスジャムを入れて炭酸を加えて混ぜると、美味しいカシスソーダが作れます。
あまり激しく混ぜると炭酸が抜けるので優しく混ぜて下さいね。
ジャムを少量の水で溶いてから炭酸水を加えると炭酸が抜けにくいですよ。
温かい紅茶に加えて、ロシアンティーにするのもオススメです。
余談ですが、ロシアではジャムを紅茶に入れるのではなく、ジャムを舐めながら紅茶を飲むそうです。
~カシスジャムの作り方~
<材料>
冷凍カシス 200g
グラニュー糖 100g
①鍋に解凍したカシスとグラニュー糖を入れ、ヘラなどで潰しながら混ぜる
②弱火で加熱し、焦げ付かないように時々混ぜながら好みの濃度まで煮詰める
③粗熱を取って保存容器に詰め、冷蔵庫で保存する
※カシスは色素が着色しやすいので、着色しにくいホーロー鍋がオススメです。
カシスの一日の摂取量の目安は?副作用はある?
体にいいカシスですが、一日にどれくらい食べればいいのでしょうか?
また副作用があるのかどうかも気になりますよね。
一般的な一日の摂取目安としては、カシスをそのまま食べる場合は、1日に10〜15粒(10~15g)程度、カシスパウダーを利用する場合は、1~3g程度が適量とされています。
カシスの副作用は特に報告されていませんが、食物繊維が多く含まれているため、食べ過ぎると下痢などの症状を引き起こす可能性があるので注意してくださいね。
まとめ
この記事では、カシスの効果や一日の摂取量の目安、副作用の有無などについて紹介しました。
カシスは目にイイだけじゃなく、美容や加齢臭にも効果があることが分かっています。
商品も、冷凍、ジャム、パウダー、サプリなどいろんな形態のものが売られているので、毎日の生活にうまく取り入れたいですね。
下の記事では、カシスの販売場所を商品の形態別にまとめています。よかったら参考にしてくださいね。