こけら落としとはどういう意味?なぜ柿なの?実は柿じゃなかった!

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こけら落としという言葉
聞いたことはありますか?

漢字で書くと
「杮落とし」と書きます。

食べ物の柿と関係があるの?
いえいえ、そうではありません。

最近で話題になったものでは
東京オリンピックのメイン会場、
新国立競技場でこけら落としが
行われました。

会場にはたくさんの
アーティストやスポーツ選手が
出演して一躍話題となりましたね。

今回はそんな「こけら落とし」の
語源や漢字、意味などについて
詳しく解説します。

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こけら落としの語源で意味がわかる!

こけら落としの「こけら」とは
新築や改築工事の際に出る木くず
のことを指します。

その木くずを
最後の仕上げとして
屋根から払い落としたことから
完成披露のことを
「こけら落とし」と
呼ぶようになりました。

こけら落としの意味合いとしては
開演・会場・開幕・初余興などの
意味があり
「小学館 新選国語辞典 新版」には
劇場の新築落成をいわう初興行
とあります。

古くから
劇場などの新築お披露目などで
こけら落とし公演が行われていました。

一般的に、こけら落とし公演は
出演者も大物であることが多く
来場者も多くなります。

したがって、近年では
進行に不備がないように
何度か準備公演を行ってから
こけら落とし公演を行うことも
多くなっているようです。

最初の公演がこけら落とし公演って
わけではないんですね。




実はこけら落としとは
元々屋根がある建物から
こけらを落とす儀式のことなので
屋根がない建物には使わない言葉です。

でも、時代の流れとともに
風習だけが残り
様々な場面で使われるようになりました。

今でも屋根のない建物に用いるのは
厳密にいえば間違いだそうですが
こけら落とし公演=初公演の
イメージが一般的に
浸透してきているので
間違いじゃなくなる日も
近いんでしょうね。

 

また、近代では
大きな建物のこけら落としが
行われる際には
たくさんの有名人や著名人などを
呼んで盛大に行うことも
多くなりました。

このことから
冒頭でお話した新国立競技場での
こけら落としが盛大に開かれた
ということだったんですね。

 

歌舞伎座では
こけら落とし公演を観ると
寿命が伸びるといったことも
伝えられていて
縁起の良いものとされています。




また、こけら落としは
日本独特の言葉なので翻訳ができず
海外ではオープニングセレモニーと
同じようなニュアンスで表すようです。

日本でしか味わうことのできない
「こけら落とし」
一度はこの目で見てみたいですね。

こけら落としの漢字、なぜ柿なの?実は柿じゃないんです!

こけら落としのこけらとは
漢字で「杮」と表します。

この漢字、果物の柿のように見えますよね。

杮と柿

この二つの漢字は並べてみても
すごく似ているので
間違えることが多いのですが
実は別の漢字なんです。

「柿(かき)」の画数は9画で
漢字の右側は「なべぶた」の下に巾
つまり市町村の市です。
音読みは「シ」です。

対して、
「杮(こけら)」の画数は8画で
右側の縦の直線の書き方が
上から一本で一画になります。
音読みは「ハイ」と読みます。

ちなみに呼吸器の肺の右側も
杮(こけら)と同じでしたが
現代では混同されて市(し)が
用いられています。
読みだけは変わらず
音読みで「ハイ」ですね。

 

すごく小さな違いなので
パッと見ただけでは
気づきにくいですよね。

肺と同様、そのうち
市(し)でも正解となる日が
来るんでしょうが
肺とは使用頻度が全く違うので
どうなんでしょうね。

実際、辞書によっては
明確に区別されていないこともあり
混同して考えられることも
あるようですよ。



まとめ

いかがでしたか?

日本に生まれて住んでいると
変わった習慣や言葉を
目にすることが多々ありますが
これも代表的な物の一つですよね。

あまり使う用語ではないですが
日本人ならではの
文化からきている言葉なので
知っておいて損はありませんね。

意味を理解した上で改めて
こけら落としを実際に
見てみたくなりますよね。

是非、このこけら落としの意味を
豆知識として持っていてくださいね♪

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