リンゴといえば、アダムとイブの神話にも出てくるほど、人類にとって歴史の長い果物ですよね。
また、昔から『リンゴが赤くなると医者が青くなる』とも言われています。
実はこれは本当のことで、リンゴはとっても体にいい食べ物なんです。
赤くて可愛らしいリンゴが、たくさんの効能を秘めているなんて驚きですよね。
そこで今回は、リンゴに含まれる栄養素や効果的な食べ方・保存方法について紹介します。
「リンゴは栄養が少ない」はウソ!リンゴの効能と主な栄養素とは?
「リンゴは水分がほとんどで栄養が少ない」と言う人がいます。
リンゴが水分を多く含んでいるのは食べるとわかりますよね?
リンゴは80%以上が水分なので、水分が多いのは本当です。ですが、リンゴは栄養が少ない・・・これはウソです。
リンゴには以下のようにたくさんの効能があります。
- 大腸がんの予防
- 高血圧
- 疲労回復
- 便秘
- むくみ
- コレステロールの低下
- 虫歯予防
- 肩こり、腰痛
- 肥満防止
- 貧血予防
どうですか?
「リンゴが赤くなると医者が青くなる」というのも、うなづけますよね。
多くの効能を持つりんごの主な栄養素としては、次の4つがあります。
- 食物繊維
- カリウム
- ビタミンC
- りんごポリフェノール
これらがどんな働きをするのか順番に紹介ますね。
食物繊維
食物繊維は、腸内を綺麗にする働きをしてくれます。
食物繊維と聞くと、便秘を解消してくれるというイメージがあると思いますが、それだけではありませんよ。下痢の改善にも効果があります。
また、コレステロール値を下げてくれる効能も食物繊維のおかげです。
カリウム
カリウムは、体の中の余分なナトリウムを体の外へ排出して、高血圧やむくみの症状を改善する働きをします。
ビタミンC
ビタミンCは、主に貧血やがんの予防に効果があります。
また、コラーゲンの生成を促してくれるので、美肌効果も期待できます。
りんごポリフェノール
ポリフェノールは、肥満の予防やコレステロールを下げる働きをします。
また、強い抗酸化作用があるので、老化防止や美肌効果があります。
主な4つの栄養素だけでも、こんなに多くの働きを担っているなんて、リンゴは万能ですね。
リンゴの効果的な食べ方と正しい保存方法を紹介!
多くの効能を持つリンゴですが、食べ方や保存方法を間違えてしまうと、栄養素が消えてしまう事もあるんです。
リンゴが効能を十分に発揮できる食べ方と正しい保存方法を紹介します。
効果的な食べ方
栄養素をもっとも摂取できる食べ方は丸かじりです。
なぜなら、主な栄養素のひとつであるポリフェノールは皮に含まれているからです。
皮をむいてしまうと、せっかくのポリフェノールが無くなってしまうので、苦手でない限りは皮ごと食べてしまいましょう。
どうしても皮が苦手で食べられないなら、加熱してもOKですよ。
リンゴのポリフェノールは、加熱しても壊れないため、コンポートやジャムにして食べることも可能ですよ。
丸かじりでなくても、自分に合った食べ方で美味しく食べましょう。
また、効率よく栄養素を摂取するには、一度に大量のリンゴを食べるよりも、数回に分けてこまめに食べるのが
おすすめです。
基本的に、1日の中で食事は3回に分けて食べますよね?
それと同じように、リンゴも1日3回程度に分けて食べるのがいいです。
リンゴには、体の中に入ってからの持続時間がとっても短い栄養素があります。
1度に大量に食べると、栄養を取り込む前に持続力がなくなってしまうというもったいない現象が起きてしまうのです。
なので、できるだけ数回に分けて食べましょう。
正しい保存方法
リンゴは、乾燥や高温から守ってあげないと美味しさが損なわれてしまう、とってもデリケートな果物です。
冬場なら、暖房が効いていない場所に置いておくだけで温度管理は大丈夫です。
でも夏場は、涼しい部屋に置いておけるならいいですが、そうでない場合は冷蔵庫で保存しましょう。
この時、りんごを一つずつ、キッチンペーパーや新聞紙で包むと乾燥からもしっかり守れますよ。
冬であっても、夏であってもこの方法を実践することをおすすめします。
りんごがボケるって表現、聞いたことがありますか?もしかしたら普通に使っているかも知れませんね。
りんごがボケると言うのは方言ですよ!
下の記事では、ボケたリンゴの活用法も紹介しています。
良かったら読んでみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
リンゴには、食物繊維、カリウム、ビタミンC、ポリフェノールという4つの主な栄養素が含まれていて、これらの栄養素のおかげでいろいろな効能を発揮します。
「リンゴが赤くなると医者が青くなる」というのは本当だと分かったのではないでしょうか?
効果的な食べ方としては、そのままでも加熱してでもいいので、皮ごと食べるのがポイントですよ。